昨日は、少し水辺の探検。
左に行くと海で波が出てきて少し怖い。
そして、右に行くとマングローブの中を
ずっと走っていける。
お世話になっている方のここの家は乗り物が一杯。
車・バイクはもちろんのこと
馬にボートにジェットにジープと・・・。
楽しすぎ・・・。
そういえば、今年を漢字一文字で表すと『変』だそうだ。
見方を変えれば、今までが「変」。
先も見えないのに、金を借りて家を買ったり、
派遣、ニートなどの言葉が、多くとりあげられたり、
あやしい奴らが、マスゴミで大成功社長と紹介されたりと・・・。
おかしなことが、いっぱい。
ってことは、ウミがでて
今から元に戻っていく兆候と思えば
今日からとっても前向きに生きていける。
Newsで、派遣の方で急に首を切られた人用に
県営・市営の物件を緊急で3ヶ月~6ヶ月、
無償か安くしてか忘れたが、貸し出すことにしたと
いうことをしていた。
インタビューでは、「本当に助かります。」と
昨夜まで野宿していたが、お風呂も入れ
畳の上で寝れるのでありがたがっていた。
でも・・・・。
まっ、これはこれでいいのだが、
うちの話を書きましょう。
うちの物件でもイタリア建材を使った高級物件や
普通の物件だけではなく、10件だけだが
1万円~3万円とお値打ちの住まいもある。
お金がたまるアパートと命名していたのだが・・・。
ほとんどが、派遣や日雇いやニートの方の部屋で使われていた。
中には、保証金の3万円や5万円が払えず
涙ながらに訴えるので
こちらも、わかりました。
毎月家賃はきちんと払ってください。
で、毎月、数千円ずつでもいいので保証金分を下さい。言うと
ありがとう、ありがとう。と言われ
本当に大家さんは、いい人だ。
きちんと約束は守りますね。と言っていた。
自分でいうのも、なんだが、とても感謝された。でも・・・・
さて、この約束は守られるだろうか。
14年この商売をしているが、
こいつらで約束を守る奴らは皆無である。
きちんと守れる人であれば
こんな生活は、していない。
逆に夜な夜な酒を飲んで大声をだして
他の入居者に迷惑をかけたり、
家賃も保証金も全額払わず、
荷物を置きっぱなしで逃げたり、
ビンに尿をため、何本も部屋に置きっぱなしで
最後は、置いたまま消えてしまったり、
ひどいものである。
中には、雨が漏るというので
携帯番号を聞いて、
業者さんに来てもらうので都合の良い時間を合わせてください。と
しておいたのに、業者さん曰く
毎日(1ヶ月ぐらい)電話をしていても全く連絡が取れないと聞いた。
じゃぁ、ほかっておきましょうということにした。
で、見回りをしている時、ばったりとその入居者と会った。
その入居者は、雨で現場が休みだったようで少しお酒が入っていた。
「おい、雨漏り、はよ直さんかい。」
頭の中で、ブチッと音が聞こえた。
「何コラ、てめぇが、電話に出ないから業者も
来れねぇじゃねぇか、クソが、
供用の廊下にゴミはいつも出しっぱなし
酒を飲んでは、
奇声を発して他の入居者に迷惑をかける。
家賃は遅れる。未だに保証金は全額払わない。
お前、文句があるなら、もう出てけ。」
相手は、「あっ、雨漏り、もういいです・・・。」
こいつ、だけではないが、
ここの入居者は、こんな感じである。
マスゴミでは、企業・会社が悪いようにしているが、
本人の行動が一番悪いのである。
冷たいようだが、今の状況は、過去の自分が作っているのだ。
僕は、運が良いと思っているが
今回の不況で、ここの物件の多数が空いた。
彼らとは、振り込みではなく手渡しで家賃のやり取りをしていたので
けっこう長いこと
彼らや彼らの紹介で入居していただいていた人たちと
顔を合わせていた。
おかげさまで、彼らは、僕の性格をよく知っている。
急に首を切られて、給料をもらえなくなった人たちも多い。
僕は、追い出すことはしていないが、
皆、向こうから出て行ってくれた。
今まで、だいぶ、貸しがあるしね。
これ、貸しがなかったら、家賃もらえず
だらだら住まわれていたかもしれない。
10年以上前の僕は、
目先の金がほしくてしょうがない時期だったので
とにかくどんな入居者でも入れて、
時間をかけお金を取り立て収入にしていた。
今は、こんな入居者たちに付き合ってられない。
こちらから出て行ってくれとは、言えない
だから、派遣や日雇いの方たちがすべて出て行ってくれて
良かったと思っている。
少し収入は減るが、余分な時間やむかつく時間が減ったと思うと
安いものだと思う。
僕は、本当に運があるなぁと、つくづく思う。
もう、ここ貸さないもん。
先を考えると建て替えしたかったし、
売却もする予定の場所だしね。
こちらから、退去促すと
金かかりますからね。
でも、こういう奴らが、きちんと約束を守り使っていたら
安く今でも提供していたのだけどね。
僕が、世の中どうしても、性善説ではなく、
性悪説でみてしまうのは
こういう人たちと関わったからなのである。
ありがとう!!
Shigeki HAMAGUCHI