人が手を貸してくれるか否かのカギを握る要因として、
例えば、次のようなものがる。
まず、直前の頼み事は思いの他プレッシャーになる。
従って、相手に何かをしてほしい時はできるだけ
前もって頼んでおく。
また、頼る人が他にいないことを告げるのも
重要である。
誰にでも頼むことができるとなると、
相手は、「別に自分じゃなくてもいいのだ」と
思うため、責任感が薄れてしまう。
あるいは、「人と同じことをしたい」という心理を
うまく利用するのも手である。
他人が「正しいことをした」のを知ると、
人は無意識のうちに同じことをしたいと思う。
例えば、約1万人の高校生に
献血を呼びかけたところ、
高校での献血場面などの写真を見た生徒の方が、
見ていない生徒よりも献血率が
17%高かったという。
他人がやっているところを見せられない場合は、
その代わりに似たような話をしても効果的だ。
また、研究結果によると、
一般に6回目には応諾する人が多いという。
従って、1,2回頼んでもダメでも諦めず、
6回まで粘ってみよう。
Shigeki HAMAGUCHI