いいアイデアがあるのに、
誰も話しを聞いてくれない。
そんな時、「得する話」より「損するリスク」を
伝えれば、相手が誰であれ、あなたの話に必ず
耳を傾けてくれるはずだ。
宝くじの販売会社が、
「あなたもきっと当選者になれる」
長い間、このキャッチフレーズで儲けていたが
その後、
「あなたは、当選者になるチャンスを捨ててはいけない」に、
変えた。
これで、また業績が伸びたという。
なぜなら、キャッチフレーズが書かれた
封書入りのダイレクトメールを受け取った人が、
すでに手にしたモノを「失う」ような気がして
不安に駆られるようになったからだ。
以前のキャッチフレーズだと、
『新たなモノを手に入れる』感じだったが、
変えた後のキャッチフレーズだと、
『何かを失う』リスクにさらされた感じになる。
従って、アドバイスする場合は、
「何かが得られる」ことよりも
心労を取り除くとか、
お金の節約になるなど、
何らかの損害や損失から
救うことに焦点を当てるとよい。
Shigeki HAMAGUCHI