もちろん、良い仲間と飲むと楽しいのだが
一昨日の友人は、仕事話が、普通にできる。
そして、生の情報をいつも教えてくれる。
収入とか今後の方向性とかの話も普通にする。
そして、お金の支払いもお互い気にせず遊べる。
結構飲んだのだが、あまりにも良い時間だったので
昨日は、1日超テンションが高かった。
この元気さが、怖いですわ。
では、タイトルです。
ドラマや映画のポスターに、
「友情出演」と銘打つ場合がある。
視聴者や観客にとっては、
その俳優が映画関係者の誰かに
”友情”を感じて出演しようかどうしようか、
関係のない話だが、
映画の製作者側にしてみると、
この「友情出演」という言葉には、
なかなか意味深なところがる。
ポスターに並ぶ出演者の順番は、
即、出演者の格付けを意味する。
たいていは、主演者がトップに来て、
2番格は”トメ”と呼ばれて最後に名前が来る。
ところが、出演者のなかに格としては、
一番手にも二番手にも、
劣らないような役者がいたとすると、
「さあ、困った」ということになる。
役者は格にうるさいのだ。
そこで利用されるのが「友情出演」という言葉である。
プロデューサーが菓子折りでも持って
「友情出演ということでお願いできないでしょうか」と、
役者に頭を下げて納得してもらうのだ。
したがって、この場合の友情値段は、
ゼロなんていうことはなく、
規定よりも多い額を払っているケースもある。
いっぽう本物の友情出演もあり、
自主制作映画などに有名俳優が、
安い値段で出ることがある。
同様なものに「特別出演」がある。
実際に特別に出演してもらうこともあるのだが、
タイトルに出す名前の序列の都合上、
どうしても「特別出演」とせざるをえないことがある。
たとえば、大御所俳優がワンシーンにだけ
顔を出している場合。
まさか、その他大勢の出演者と
名前を並べるわけにもゆかず、
「特別出演」の冠をつけてタイトルに流すわけだ。
こうすれば大御所もゴネることがない。
芸能界における「友情」や「特別」というのは、
だいたいそういうことだ。
Shigeki HAMAGUCHI