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ボンジョ~ルノ!!    MILANOの街並みとBALIの空気が大好きな男。四十代のテーマは、『熱く生き切る。』           濱ビルCEO濱口茂樹のブログです。
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奥山清行デザイン論(四)
【カーデザインとは何か】

(1)デザインは絵ではない。

デザインには絵以上のものがあって

デザインなのです。

しかし、プロセスとしての絵には非常に価値があり

それが再評価されています。

(2)デザインはアートではない。

デザインには、必ずクライアントがいて

そのクライアントが二重構造になっています。

目の前のクライアントは、自分に対して

給料や仕事の対価などを払ってくれます。

だが、真のクライアントは商品を買ってくれる

未来のお客様です。

しかし、お客様はどこにいるのかわかりません。

意見など持っていないし聞いても応えてくれません。

ここがデザインの難しいところです。

アートは、本来は自分のために作るものです。

しかし、今のアートにはアートディレクターが

しっかりいて、ギャラリーがついていて、

クライアントがいて

クライアントのために作るものがアートとなっています。

デザインとアートが

混合してきているのが今の世の中です。

日本の市場においてはよりアート的な色合いが

強くなっているように思います。

(3)デザインは閃きではない。

よく云われることに

「プロのデザイナーはよほど閃きがすごいでしょう」と

いうのがあります。

とんでもない話です。

アマチュアの方が閃きはあるともいえます。

プロはものを知っていて

1万枚から1枚を選ぶのがプロです。

デザインのための枠を作る、時間を作る、

予算を作る、人を集めるのがプロであり

このような仕組みを作るのがプロなのです。

(4)デザインはリーダーシップである。

よくある構図では、デザイナー対エンジニア。

デザイナーの意見にエンジニアが反発して意見が

対立することです。

実は、色々なエンジニアの要件が

お互いに矛盾しているケースが多いのです。

人間は不思議なもので視覚化して一箇所に

集めないと矛盾がわかりません。

そこで、視覚化されて全て集まるのが

デザインスタジオなのです。

だからチーフデザイナーが先導役と

なってまとめることが必要となります。

こうしてデザインの現場で実力をつけた

チーフデザイナーが将来の管理職となるのです。

(5)デザインは料理である。

私の所属していたピニンファリーナという

デザインスタジオには、昔から伝わる哲学と文化があります。

私は、いわば

「ピニンファリーナレストラン」の雇われシェフでした。

来店したお客様に対して「メニュー+α」の

少し味付けした料理を出すのが私の仕事です。

だから自分の文化(メニュー)を作ることが大切です。

お客様の知らない部分を見せてあげること

(食べたことのない料理のための新しいメニュー)が

重要なのです。

日本の企業に欠けているのは、

このメニューのように思います。

(6)デザインは農業である。

今日のデザインは狩猟型のデザインです。

商品開発のスピードが技術開発を

上回っていて、新しい技術が出きる前に、

同じ技術で製品が作られています。

本来は、新しい技術が出てきて機能性があって

製品が作られることが望ましいのです。

このため、今は技術の花や種が枯渇しているといえます。

物の価値は機能性と技術に裏づけられています。

「種を植える、機能性を開発する、製品を作る」

サイクルが重要です。

このような種を植えてくださいという提案を

デザイナーの人にやってもらいたいと思っています。

(7)デザインは創造と想像である。

日本人の良いところは思いやりの心を持っていることです。

これはイタリア人やアメリカ人と比べて

日本人の強みです。

デザインでは、人のことを想像(創造)することが大切です。

                    名古屋芸大グループ通信より
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by viare | 2007-11-22 11:09 | 奥山清行デザイン論
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