シャンパンもいつも通りうまかったが、
ソムリエいつもとは違うワインを出してくれた。
それは、と、ある白ワイン。
家族で飲んでいたら言えませんでしたが、
昭和から平成にかけて
バブルの残り香の残る時代を思い起こさせてくれる匂いでした。
20代前後、あの頃、遊んでくれたママたちの化粧品は、
ほとんどイヴ・サンローラン。
思い出しました。
(その頃、他の人より近い位置で匂いを感じられたのでしょうね。)
味というより、匂いを嗅いでいました。
今日は、いいい夢見そうです。
では・・・。
110番や119番に、緊急の電話したことがありますか?
僕は、身内が突然倒れたとき、119番に電話をしたのだが、
自分の名前も住所も出てこなかった。
冷静になって思うのだが、
電話の相手がやけにゆっくりした口調で
応待していませんでしたか?
実は、これ心理学にかなったことなのである。
緊急の電話をかけるということは
目の前で犯罪や火災、
人の生死に関わることが
起こっており、
ほとんどの人は、興奮状態なのだ。
だから、話が要領を得ない。
そこで、電話応対の係官が
落ち着いた口調で応対すれば
通報した人もだんだんと冷静になって
状況を説明しやすくなるというわけ。
仕事でも抗議やクレームで
相手が興奮状態の時、
真正面から正論を振りかざしても
説得できないし、
こちらも興奮状態に入ると
大変ですよね。
こういうときほど、
先ほどのテクニックを使うといいのかもしれない。
まずは、相手の言い分をゆっくりくり返す。
それに、挨拶をする、メモをとる、といった動作を
いつもよりゆっくり目にするのも良いかもしれない。
落語も名人と名人と言われない人の差分かりますよね。
そうそう、
名人は、
間がうまい。
ここぞという場面で、一呼吸おくのだ。
これは、早く話を聞きたがっている観客をじらして
自分のペースに巻き込もうとする心理術なのだ。
自分が、追い詰められた状態でも
このような間を忘れなければ
興奮している相手を
うまくかわすことができるのである。
Shigeki HAMAGUCHI