今日は、不動産のお話を書きます。
もちろん、どんな仕事にも置き換えれます。
参考になれば幸いです。
最近のEV(エレベーター)は、けっこう早いのが多いのですが、
少し昔のEVだと時間が、かかります。
知り合いの貸しビルのオーナーが
入居者からEVの待ち時間が長すぎるという苦情があり、
どうしようという話でした。
解決法として思いつくのは、
1000万円に近い数百万円EVの改修工事をするか、
その入居者様に退去を促す。
この2つではないでしょうか。
この考え方のダメなところは、
オーナー自身が、この問題点をわかっていないのに
解決方法を探し出したからでは、ないでしょうか。
苦情、クレームは、お客様からの希望
これは、ピンチではなく、チャンスです。
どうしたら、EVが遅いと苦情を言われないか
問題の設定を変えるのです。
人の時間は、体感速度によって変わります。
いくらEVが遅いといっても、数秒のことだと思います。
先ず思いつくのは、新幹線の中の文字ニュース。
(普段、電車乗らないから気づかなかったけど
東京の電車乗ると、けっこういろいろ目引く文字が
あって、体感時間早いよね。)
そう、EVの前に、文字ニュースをながしたり、
映像でもながせば、待つ体感速度は変わりませんか?
では、もっと、コストを下げるためにはどうでしょう?
そう、
鏡です。
植草元教授ならすぐわかりますね。(ミラーマンだけに・・・。)
鏡をEV近くに掛けて、
少し身だしなみを整える時間を提供すれば
EVの待ち時間なんて気にならなくなるでしょう。
大切なのは、問題のパターンを増やせば増やすほど
正しい問題に近づき、正しい答えに近づきます。
問題の設定が、大切なのです。
Shigeki HAMAGUCHI