知っているビジネスホテルも、
耐震偽造問題で、営業停止になった。
実は、そのビジネスホテルの建築会社の社長に
昔、会ったことがある。
まだ、濱ビルという会社もなく、
ヴィアーレという企画もなく、
父親が、祖父の代から、もっていた土地に、
ワンルームマンションを
作った頃だった。
たしか僕が、22歳、23歳頃だと思う。
突然、父親に呼ばれた。
マンション作るんだけど、どう思う?と言われた。
あの頃、よくある狭い間取り、トイレ・バス併用のユニット
とにかく入居者のことを考えていない、
ひどい間取りだった。
でも、それがフツウだった。
僕なりに、ワンルームだったが、自分が住みたい
部屋をイメージして提案した。
で、図面ができた。
そして、3社に建築の見積もりを出した。
T社1億1000万、I社9800万、S社9500万だった。
I社と契約することにした。
どうしても契約を取りたかったらしくS社の営業は、
社長を連れて来た。
で、金額も8800万まで、下がった。
父親は、そこまで下げてくれるなら、と
建設会社を変えようとした。
でも、僕は、その社長のくそ生意気な顔つきが、
どうも、鼻にかかり
『僕のカンを信じてくれ。
あの顔つきは、いやな感じがする。
確かに1000万というお金は、大きいが、
S社にお金を払うのは、気分が悪いよ。
それにそれだけ、建築費が下がること自体、
最初の見積もり自体、いい加減だよ。』と。
あれから、15年、僕のカンは、正しかった。
ところで、
耐震偽造事件の姉歯元一級建築士
まだ、改ざんしてるところあるだろう。
頭頂部の耐震強度のほうも、大丈夫か?
というか、風圧でも、ヤバくないか?
Shigeki HAMAGUCHI