12月31日のDynamiteの中の試合でのこと。
DREAM王者・青木と戦極王者・廣田の一戦だ。
アームロックでギブアップしない廣田の腕を青木が
へし折るという壮絶なフィニッシュとなった。
青木は、相手の腕を折った直後、
倒れて動けない廣田の目前に中指を突きたて舌を出し勝ち誇ると、
そのままリング上では両腕を広げてハシャギ回っていた。
この青木選手の行為を見て、
正直、僕は、いい気分にならなかった。
試合の前からの口攻撃のこともあるし、
他の団体だから
いろいろ思うことあるわなぁ。
僕も15年前ぐらいなら、
まだまだ、今よりもガキだから、
ざまぁみろと、いう青木選手の気持ちもわからんでもないが、
現在の僕は、それを飲み込んだ上で、
敗者の健闘を称えたほうが
粋なんだろうと思います。
これ商売でも、似たようなことあるんです。
とくに僕は、負けず嫌いだし、
たまぁ~に、嫌み言われたり、
裏切られたりすると、
超報復してやろうと・・・。
でも、報復して、目の前で
ざまぁみろと言っても、
今度は、相手にまた、やられる可能性が高い。
そう思うと、そんな奴らは、
適当に相手にして
後は、無視をしておいて、
自分は、またその上を行けばよいと思う。
青木選手の行動を見て
批判する人も多くいると思うが、
そんなことは、どうでも良い。
批判していても、何も変わらない。
「人の振り見て我振り直せ」という諺があるが、
まさに、これが学ぶ姿勢なのである。
Shigeki HAMAGUCHI