連休の真ん中、意外と営業しているお店は多く
調子に乗って飲みすぎました。
では、日曜日ネタです。
物価の優等生といわれるのが、ニワトリの卵。
ここ10年どころか、20年以上も
その値段のほとんど変わっていない。
これほど長く変動がないのは、
ニワトリの飼い方が、
ずっと進歩しつづけてきたからである。
まず、改良されたのが、ニワトリを飼う場所。
昔は、平飼いといって、土の上に放し飼いにされていたが
ニワトリをアパート状にして飼うケージ飼いが一般的になった。
これによって、土地の利用効率が飛躍的にアップした。
さらに、自動的に卵を集めパックするというシステムが
確立して人の手間がかからなくなった。
すると当然、人件費が節約できるからほかの商品のように
値段を上げる必要もなかったのである。
また、エサについての研究も進み、
栄養分を落とすことなく、
コストを抑えることに成功。
これに、ニワトリ自身の品種改良で
卵をよく産むようになったことが重なって
何年にもわたり、卵の値段はそれほど変わらなかったのである。
ただし、ニワトリをゲージに入れて運動不足にしたことで、
卵の味は落ちたという声もある。
また、卵の値段が上がらないので
小さなニワトリ農家は、それだけでは十分な収入が稼げない。
とくに、猛暑がつづくと
ニワトリがバタバタと死んで
その影響で倒産するニワトリ農家は年々増えている。
Shigeki HAMAGUCHI